JULYのベルト地帯は、

 斜光の太陽。

天気は晴れで、室温は1.5度設定、医者はどうやって神経の不備を治すのか、或いは、よく聞く神経の治療、とは、ここで、聴きなれない、言葉を聞いたが、発声が小さく聞き取れなかった。痛いかと、聞くと、痛いので、そういう場合の返答をするが、続いて新しい言葉を聞く。最後に、X線で歯の内部の様子を撮って、これで今日の診療は終わった。控室という、言葉を聞いて、まあそういうだろうと、座っていた。今回の診療費の金額の書かれているA4の半紙を見て、金を払った。天気は異常にも雨に変わりあたりの景色が雑雨に霞んでいる。僅かに2メートルの道路沿いの幅を越えて、行くけれど、そこに既に子供を連れた女性が。機械は女の操作で下方へと移動していくが、Gは変化なく、数十秒で地下への入り口に。上りが先に、下りを待つことになるが、妙にあたりの様子がおかしく見えていた。案の定、旅行のトランクを引く女子の姿を追いきれずに、居たが、この折り返しについての思いは、遠く汽車の人になった。駅は人込みでうるさいほどに、人の気が充満して北の見える稜線の霞んだトレースに嘗て、友を失った同僚の美女の眼差しには届くわけもない、この浅薄にも見える都市周囲圏における主導権を握っている、交番の景観にもJULYの気象のアンサーが見てもいない人の輪郭越しの炭素剛性の呼気の音が。

 10分以上もかかって、主街道沿いの歩道を行く。無駄な構築に眼が痛むが先ほどまで見えていたは晴れ間の支配面積の急減に追いつくまでもなく、もう盛夏の中にいる偶然に意識の方向の遊ぶ境界線に向こうの一方通行の行先の小学行の生徒の歓声にも、浮つかない最後の夏は始まった。もう引き返せない時間の中で、次に来る、二つの問題、老人と自転車がほぼ同じ比率で通過した。酒屋の親父は滔々と眠りにも着けずに、視線を落とした。

 4面楚歌、いや、ゴメンドウ、五面道の分岐に中央の分離帯に残った犬がこちらを見て尾を振るが何故か突然向こうへと渡って行ってしまった。ケーパーベルトと呼ぶこの円状の都市の居住の普温的なイメージカラーはレッドからオレンジへ変わるデッドスポットに許可制の数十万人の被災者はとどまり続け、上空をニューポッドの虚空衛星が常識の対抗ニュートン力の中を可視できずに静止して浮力を中央のコンビナートから分岐路の方向で深度6千メートルの負重力波機構に一本の直線分のみでXYZの指向性の中で動き出して、完全なるドアを開けた。

 やや埃っぽい、自室で先ず準コーラをフリーザのサイドポケットから取って、500mlの3度の褐色を飲むと、タイマーは働いて、オーディオに電源が入って、第5のフルベンが三楽章から、CDはもう古くコンパクトジャケットのクオーター上をトラックのON・OFFで、滑っていくと、ゴスペルのホワイトイブニングの影ソロモンとサロモンの作るフットワークはエアコンを、1/2 に分離するピッチとヨーの非連動に徐々に架電が進みカルノーの完結にある、霜の微粒子が数千KCCの部屋の容量を変質させていく。夏子の言う、そんな季節になっていた。



7月16日のカレンダーは、とうに背後の数枚目になっていた。



shoji's Ownd-kumoma

Λコンデンサの、トーン

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