畳み込み

 Circuiteのracerたちは、何を思うのか。


帰りは箱根へ、いすずRXは狭いコーナーの続くここで真価を発揮する。霧は出ず、クリアな道筋が続く中を芦ノ湖へ、復活した三菱アウトランダーのイメージが消えない。嘗ての、117の様なデザインではない、RXは直線状のデザインで、ホンダ車に見えるが、タイヤを労わるように、ステアを。そうとう後ろから派手なサウンドが追ってきた。インプのstiとも聞こえる、Ferrari493の8気筒の音は甲高いが不愉快は。ペースダウンはマナー違反の中で、試作車は辛い。芦ノ湖の旅館のロータリーに2台は止まった。小池と中村が降りてきて、立ち話に。香乃と山本はここで一泊の予定を変えざる負えずに、御坂山地の峠を予定にもあり得る。中央高速へ。Ferrariは一号線を東京へ。田園調布の中村の家で落ち合う事になった。中央高速の首都高へのリンクで最短距離を。新しい、ガレージ・イタリアの前から数百メーターで中村亭へ到着。午後6時、Ferrariが到着、車を置いて、ガレージ・イタリアで懇談へ、今後の開発予定は、頭に入っているが、食事を取ろうと、一旦、中止後、パスタの種類は4種類だけでも空腹を満たすことに集中して、話は次に控える、レースの事に。流石にHONDAのインテRのレースカーはゼッケン17のスターだった。

 次の仕事、GT選手権には、問題が生じた。HONDAの国内フォーミュラーのエンジンの供給に打ち切りの情報が、一般の新聞にも載った。普通に考えていた香乃たちは、レースのチェックで、禁止の制限に引っかかった。エンジンは大幅に修正されていた。民間の工場で済ませていた、レーシングは、急に認定のショップでのアライメントとなった。山本の知り合いの民間工場が担当する訳だが、工場の担当は、この話には乗り気にはならない/かった、という言葉が残った。担当の男は、ランボのチューンショプからの若さの消えていない青年だった。

「ランボもいいけれど、5000以上ではねえ、393GTSの方が、それにフェラーリはやっぱりいいから。」

 国産に混じって、向こうのスペリオルが何故良いのかを説明された。F1のミナルディに居た若い作業は、171cmの立つ意味のある、トヨタ時代を跳ね除ける、疾駆する灰色のムスタングを連想させた。

 香乃の人格を保つには、山本では、不可能な若さ、或いは、特出した知能が必須だった。

 入荷てきた、インテRはロー&ワイドの予想を覆す背の高いトヨタに似ていたが、距離を近づくと全くの形状の差が見えてくる。

 コクピットに入って、ドライバーに会話を聞くようにと、横顔で振り返りながら、英語で。結局、みずからシートに納まって、バックでガレージの入り口前3mに、歩み寄る3名に早口で、声ははっきりとした鋭角的で、一名の持っていたヘルメットを、2名の手がテールを押し出して、周回に入っていく。「花園モータース」の鷹にも見える、プロは3周の周回中に、手ごたえを持って、帰った。トランシーバーを取り付け、再度、コースへ。カメラの映像は、周りのトヨタが止まって見えた。

「ここに、あるんだよ。」とステアの一部をタップしたが、指を指して、「あそこが、それに当たるんだ。」

 まだ、29歳の天才は、4駆のSUBARUの担当時期に、見出され、ミナルディへ行った初めての日本人だった。当然の香乃には平常心以下の言葉さえなかったが、今井香乃の経歴は知っていたらしく、結構、顔に相宗が現れていた。

「これっ、ステアに反動が来ていないよ、初歩のmiss っていうモノ。」ラックピニオンの欠点はどうやって修正するか、説明した。POWERは上げられ、正規のドライバーのステアに、指示が飛んだ。残り1時間で、当面の強敵、トヨタを+3secから=2secへ。車は入ってきた。

 言うまでもなく、レースは初のwin に、だが、彼はここを去っていく決定事項に変わらない笑顔が。特殊な症候群は、一瞬の「死」に対面する効果だけだった。だが、山本は次の契約を結ばざる負えない契約を。

「君の反応は、もっと上だよ。そして、隣は、分かっているだろう。」

 1年後、WRCラリー選手権、4駆のいすずのステアには、

「まだ、34sec遅れか、トヨタは遠いがどうにかなる。」

 気温2℃の中を、3台のトヨタが出て行く。ピットは隣でも、別に喧嘩をしに来るわけではないし。

いすずが1台出て行くと、トヨタの高橋敬三は、山本に話しかけて、笑っていた。

次の集団、シトロエンが行くと、上空へ。

 1台の残りは、あと僅かに来ていた。34sec差は、この残り3ステージで覆り、多分、TOPへ

非故障技術は、むずかしいモノだが、高橋も重要なメンバー、

「小池は、絶好調だね。」

「冗談は止めるべきだよ。」

あの雪のアルプスで出会ったことは、この世界を知っていたのか。翌、news-paperには、いすずを東洋のカモシカと書いた。



マリーゴールドの植え込み。



shoji's Ownd-kumoma

Λコンデンサの、トーン

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